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2016年3月

ロングトーンはトランペット奏法の基本

今回の記事では、「ロングトーンはトランペット奏法の基本」というテーマで書きたいと思います。
 
よく質問や悩み相談のなかに、タンギングがうまく出来ない、タンギングが潰れる、スラーが出来ない、マウスピースが演奏中にずれる、すぐバテる、といった事が結構、多くあります。
 
このような質問や悩みをお持ちの方は、練習もしないで悩んでいる、ということではなく毎日の練習でどうしてもこのような悩みが、克服できないので、どうすればできるようになるのかを真剣に悩んでおられるのだと思います。
 
そこで、このような悩みを解決する方法をお伝えしたいと思います。
 
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タンギングがうまく出来ない、タンギングが潰れる、スラーが出来ない、マウスピースが演奏中にずれる、すぐバテるなどの他にもトランペットの奏法に関する悩みは多くあると思いますが、これらの悩みを解決していく手立てがロングトーンなのです。
 
ロングトーンについては、何度もお話して来ていると思いますが、ロングトーンの練習になかなか取り組めないのはいくつか理由があると思います。
 
第一に「きつい」
第二に「面白くない」
第三に「ロングトーンの後では疲れて後の練習があまり出来ない」
 
このように思ってロングトーンの練習に身が入らない、という方が多いのでは?と思うのですが、皆さんは、いかがですか?
 
何故、ロングトーンが重要か、ということを最初に書いておきますね。
 
ロングトーンをすることで得られる事
 
1.音程が良くなる
2.音色が良くなる
3.バテが無くなる・・・とは言っても、最後はバテます!長い時間吹けるようになる、と言う意味です。
4.タンギングがきれいにできるようになる
5.ダイナミックレンジ(クレシェンド、デ・クレシェンド・・pp ~ ff まで)ができるようになる
 
このような利点があります。
まだ、言うならブレスコントロールの基本も身につけることが出来ます。
ただ、トランペットの練習では、必ず「唇を休ませる時間を取る」ということが非常に重要になって来ます。
せっかくロングトーンを真面目に行っても、ロングトーンを行った後にすぐに他の練習や曲を吹く、というような事をしてはいけません。
ロングトーンでは、唇の周りの筋肉をも同時に強化しています。唇の負担を取りながら練習をしてくださいね。
 
【ロングトーンの練習の仕方】
 
最初にすることを書く前に、ロングトーンで効果のある音を書いておきます。
1つは、中音のソ(五線第2線上の)、もう1つは、中音のド(五線第3間の)です。
この2つの音、ソとドは、持久力や音域を広げたりして行く時の目安となる音になります。この2つの音をいかに楽にロングトーンが出来ているか?というのをあなたの練習の基準としておくと良いでしょう。
 
では、ロングトーン練習の方法です。
今書いた中音のソから最低音のソ♭までを半音ずつ下がっていく形で行います。一つの音を吹いたら全休符の休みを入れます。要するにロングトーンをする音と音の間に必ず4拍の休みを入れる、ということです。
この時に大切なのは、一旦楽器を唇から離すということです。4拍しかありませんが、一旦楽器を唇から離し、次の音の指を押し。ブレスをたくさん取りながらすぐにセッティングをし、タンギングに注意を払って次の音をロングトーンする、ということになります。
 
ロングトーンの長さは、60のテンポで全休符2個分、8拍伸ばします。8拍伸ばし4拍休む、のくり返しになります。
これをこのまま練習しても3分ぐらいしかかかりません。
これを2回はして欲しいですね。
このロングトーンが終わったら、5分間休み(休憩)をします。
 
【つぎのロングトーンは上行形になります】
 
上行形のロングトーンでは、現在あなたが出せている一番高い音(曲などを吹いてこの音までならちゃんと吹ける、という一番高い音)まででロングトーンを行うことです。
ロングトーンのやり方は、最初の中音のソから下がっていくやり方と全く同じです。しかし、音が上がっていくに従って一発で音を出すのが難しくなって来ると思います。
 
ここで諦めてはいけません!
 
最初に言ったように、中音のドの音が一つの目安です。このドの音から更に上の音域の音も半音ずつ、8拍伸ばし4拍休みを繰り返しながら、できれば五線一番上のソの音までロングトーンをして欲しいですね。
くり返しになりますが、自分が出せないと思う人はソまでしてはいけません。あくまで自分が出せる音までで行うべきです。
 
この上行形のロングトーンを行った後は、少なくとも10分~15分は唇を休めるための休憩を取って下さい。
 
このようなロングトーンを毎日、欠かさずすることが出来れば、いつの間にか最初に挙げたようなあなたの悩みは解決していることでしょう。
練習には目的があります。何のために何の練習をしているのかをしっかり分かって練習すれば、モチベーションも下がらずにできると思いますよ。
トランペットが大好きなあなたが、少しでもうまくなれればとても嬉しく思います。
 
では、今日も1曲トランペット演奏をお聴き下さい。
 
Army Band Trumpet Ensemble - Stars and Stripes
 
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響きのある音で演奏する、ということ

今回は、「響きのある音で演奏する、ということ」ということで書きますね。
 
トランペットを響きの在るいい音で演奏する為に行わなければいけない練習は沢山ありますが、響きのある音で演奏するために必要なバジングからロングトーン、そしてタンギングまでのことを書いています。
 
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響きのある音を出すために必要なことは
 
第1に唇が振動しバジングの音がいい振動をしている、ということです。
第2にこのバジングが長く続けられる、ということです。
 
この2つのことが全ての音域で出来るようになれば良いのですが、初心者の方はなかなかそうはいかなのでは、と思います。
ここで一つ注意して欲しいのは、音域を焦って広げないことです。
 
最初は、ひとつの音を上に書いた2つのことが満たされて音が出せるように練習することですね。
唇が振動しバジングの音がいい振動をするようにするためには、唇とマウスピースのセッティングに注意を払うことです。
これは、手鏡で自分の唇とマウスピースを見ながらセッティングする位置を確認することが大切です。
手鏡を見ながらセッティングをする、ということをやっていない人が多いのでは?と思います。
 
唇へのマウスピースのセッティングは、上唇の真ん中(富士山みたいになってる所)からマウスピースを当てて行きます。
 
下唇へマウスピースを付ける時にほんの少しだけ口を開けます。
唇の形(アンブシュア)は軽く“えっ”と発音して止めた状態にします。
 
バジングの時、マウスピースは握りしめない。
親指と人差指(多くても中指まで)でマウスピースのストローの上の部分(マウスピースのカップの下あたり、くびれている少し下)を軽く持つことです。
 
息はしっかり吸って、唇中央から勢いのある息を吐くことです。
最初、スーと息だけがマウスピースから出てきても大丈夫です。ほんの少しマウスピースのセッティング位置を変えてみましょう。
これは、ほんのチョットです。鏡で見ても周りの人が見てもわからないぐらいの位置の変化になります。唇がマウスピースに答えてくれて振動してくれる所が見つかります。
 
次にこのバジングを長く続けられるようにするためには何度も言っているようにロングトーンを行うことです。
 
ロングトーンは60のテンポで4拍~8拍~12拍ぐらいの長さで行うと良いでしょう。
これも最初から12拍でするのではなく、4拍が出来たら8拍、8拍ができたら12拍と伸ばす長さをだんだん長くして行くことです。
 
長く伸ばせても、音が響いていなければ何もなりませんからね。
 
息を出す時に気をつけて欲しいことに、のどを開ける、ということがあります。
「のどを開ける」というのはどういう状態なのか。
一番わかり易いのは、あくびをしている時です。あくびをしている時はのどがしっかり開いています。
しかし、あくびをしている時は息を吸っていますので、息を吐く時にどうやってのどを開けるのか?
ということになりますよね。
 
この練習は、楽器を持たないで、あの発音で「ア~」と声で伸ばす練習を行います。
歌の発生練習が一番適しています。
「ア~」と声を出すときにアゴは少しだけ、軽く引きます。またあまり高い音域でする必要はなく自分がいちばん出しやすい音程で歌うと良いでしょう。
のどを開けて歌うと、声もたくさん響くのですね。トランペットも半分は息の力で音が出ているのですからね。
 
この響く音でのロングトーンが出来るようになれば、今度はタンギングです。
タンギングは色々な種類がありますが、まずは基本です。
 
シングルタンギングをしっかり練習します。
シングルタンギングも音域で発音を変えますが、ここでは、ロングトーンを行った音で練習をします。
ひとつの音のロングトーンは何の音でするのが良いのか。これは人によりますが、最低音のドか中音のソの音が良いでしょう。理由は、今回は省きます。
 
タンギングでは、ta か tu のどちらかで行いましょう。アーバン金管教本では、tu で示してありますが、私は ta でしています。
タンギングは、発音した瞬間に音を出しクリアな音として、いつでも何度でも同じクリアな音として出来るようにしなくてはいけません。
ごくごく基本のタンギングでは、音と音の間が切れ目なくかつクリアに演奏されることが大切です。
下の図のようなイメージですね。
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タンギングの練習では特に一番最初の出だしのタンギングは非常に重要です。ta と発音した瞬間にすぐ音が出せないといけません。
これは、バジングとロングトーンがきちんと出来ていると、ta と発音した瞬間にクリアな響きのある音が出るのです。
いかがでしたか。
 
なんでもないような、ちっちゃな練習に注意を払って行うことが後での上達に大きく関係してくるのですね。
「急がばまわれ」ということわざもあります。焦って練習するより一つ一つの練習を確実にして行くことが「うまく」なる秘訣なのですね。
 
では。この曲をお聴き下さい。
 
Painting Jazz - The Martin Committee Trumpet
 
 
 

 

トランペットの音

今回のブログでは、「トランペットの音」ということで書いてみたいと思います。
 
トランペットの音、すなわち音色に悩みを持っておられる方も多いようです。
自分の音が、ノイズが入る とか 詰まった感じがする とか 高い音がスカスカしている とか つぶれたような音だ とか・・・ですね。
 
これらの原因を自分のアンブシュアやマウスピース、マウスピースの唇へのセッティングに求めて、アンブシュアやセッティングの位置を変えてみたりして、今度は益々音がでなくなって余計に悩みを抱えてしまう。
こんな状況になっている方も結構おられます。   あなたは、大丈夫ですか?
 
 トランペットのきれいな音、いい音とはどんな音なんでしょうね。                                                                2016313111955.jpg
 一つ目は、技術的なこと
どういうことかと言うと、How  to  trumpet でもご紹介していますが、「くちびるが振動する」ということです。
ここで大切なのは、アンブシュアの基本となる形です。何も難しくはありません。
軽く(普通に)くちびるを閉じた状態にすることです。
ただ、この状態だと口腔(口の中)も上下の歯や自分の舌でいっぱいになっていますので、少しだけ口を開けます。
開け方は、上下の歯の間から舌先が少し出るくらいです。このくらいだと閉じた唇はそのままの(閉じたまま)状態です。
マウスピースのセッティングは、出来るだけくちびる中央で、上くちびるから行います。アンブシュアの状態は軽く「えっ」と発音した状態ぐらいです。上下のくちびるをファスナーで閉めたようになっているとよいでしょう。
 
 
 
 
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アンブシュアは人それぞれです。理由は、一人ひとり体格や顔の大きさ、形、歯並び、唇の薄い厚いなどが違うからです。
 
上の写真の3名の方のアンブシュアはとても良いと思います。
また、金管楽器は上唇が振動しているということも知っておくことです。下唇は音程を変える時に使っています。詳しくは、上記ブログ記事「トランペットの基礎練習」のページをご覧下さい。
 
くちびるを振動させるためには、アンブシュアとセッティングの他に圧力をかけた息を出すことが重要です。
上の写真は、マウスピースでバジングをしているところですが、このバジングの音がいかに「決め細かい振動」をしているかが重要なのです。
 
バジングは「昆虫の羽音」と言われます。ハチや蚊などが飛んでいる時の羽音です。この羽音に似ている音がバジングの時に出ているかが、出せているかがとても大切なのですね。
アンブシュアをいじったりしないで、息をたくさん吸うことや圧力をかけた息を吐くこと、これらにもっと注意を払ってバジングを行うべきなのです。
バジングの音の決め細かい振動がトランペット本体に伝わり、トランペット自体が振動すると、トランペットの音がするのです。
この音は、トランペット管体が振動している音なので、響きのある「いい音」がするのです。
 
 
二つ目は、その人のトランペットの音を作るということです。
 
これは、ラッパを吹いている人にとってとても重要なことになります。
皆さんはこんな経験はありませんか?
 
少し離れた所でトランペットの音が聞こえて来ます。それを聴いた時に、あ~誰々さんが吹いてる、みたいに思ったことはありませんか?
実はこれがラッパを吹いている人にとって、いい音+その人の音 になり皆さんが得意になれるところでもあるのです~(^^)~
このような音を出すためには、トランペットの音に対するあなた自身のイメージが大切になって来るのです。
このイメージを作り出すためには、色々な人の演奏を聴くということです。アマもプロも関係なくトランペットの音は不思議なくらいその人の音があるのですね。
自分が好きなトランペットの音色を頭のなかでイメージ出来る人ほどトランペットの音は綺麗になります。
 
 さて、いかがでしたか?
 
今回書いたことだけでは実際は70%ぐらいです。後、音を出す時に肩や首周りなどに力が入っていないとか、のどを開けているとかものこりの30%にあります。
しかし、今回書いたようなことが出来ると、変にアンブシュアをいじくったりマウスピースを変えてみたりはしなくなります。
 
楽器やマウスピースは道具なのだ、ということを忘れずに、日頃のあなたのトランペットへの熱い思いや音に対する好奇心を大切にして、後この記事も(笑)
練習をして下さいね。
 
では、今回もトランペット演奏を聴いて下さい
 
Wynton Marsalis - Embraceable You - 8/19/1989 - Newport Jazz Festival (Official) 

 

 

B♭管トランペットの高音域の練習方法について

今回は、B♭管トランペットの高音域の練習方法について、ということで書きますね。
 
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前々回だったと思いますが、B♭管トランペットの音域について楽譜も示して書きましたが、まだ読んでいない方は、まずそちらを読まれて下さいね。
 
少しだけ前々回の復習をするならB♭管トランペットの音域は、B♭管トランペットのハ長調の音階で約2オクターブ半だと言うことです。
この2オクターブ半の音域の中で高音域の音とは、五線一番上のソ~ド(普通皆さんが言ってるハイC)を言います。
 
ハイCより高い音は一般的にハイトーンとかハイノートと言われている音域でジャズやポピュラー音楽では結構使われている音域ですね。
しかし、低中音域の音がしっかり出せていないのに、高音域の練習をする事で逆に今まで出せていた音域の音まで出せなくなる可能性が大きくなります。
 
何を言いたいかといえば、低中音域の音を安定して出せない人は高音域の音を出す練習はやめて置いたほうが良い、と言うことです。
低中音域の音を安定させるための練習を行い、この音域の音がちゃんと出せるようになってから高音域の音を出す練習を始めて下さい。
ですからB♭管トランペットの高音域の練習方法では、初心者のかたでもより中級者の方に近い、中級者と言ってもいいぐらいの方に実践して欲しいと思います。
 
では、早速今回のテーマである「B♭管トランペットの高音域の練習方法」について書きますね。
 
 
高音域の練習をする時に一番注意してほしいことがあります。箇条書きにしますね。
 
1.練習の最初から高音域の練習をしない
 
2.十分に「唇を休ませる」ための休憩時間をとる
 
この2点は是非守って下さい。
 
一つの例として書きます。
 
今日から高音域の練習に入る、という前提です。
最初は必ず、いつでも、どんな時でもしなくては行けないのは、ウォーミングアップです。
高音域の練習をするから、ではなく、このウォーミングアップはいつでも丁寧に十分に注意を払って行うべきです。
 
ウォーミングアップでは、大きな音で吹かない。
小さめの音でブレスをしっかり取ってスラーで吹くき、中低音域の低音域から始め、徐々に音域を広げる。
ウォーミングアップは5分~10分ぐらい。くちびるがマウスピースになじむようにする。言いかえれば、くちびるがトランペットで音が出る状態にしてあげること。
 
次に同じように
中低音域の低音域から始め、徐々に音域を広げる練習を下のように行う。
テンポは 60 で。ロングトーンは8拍、リップスラーは4拍。
 
   (1)半音階 のロングトーン    ⇒   (2)やさしいリップスラーをする ⇒  (3)半音階での上行形でのロングトーン
 
ロングトーン1 やさしいリップスラー  ロングトーン2
 
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やさしいリップスラーとは、
 
音域で言えば・・・五線の第2線上のソから下降形のリップスラーで全音符(4拍)、半音階の下がるリップスラー
と最低音ソ♭(♯ファ)からの上がるリップスラー
 
ここで唇を休ませるための休憩を必ず10分~15分は取ります。
(3)の半音階での上行形でのロングトーンは慣れるまではかなりしんどいはずです。
 
 
しっかり唇を休ませた後に行うのが「フィレキシビリティ」の練習です。
 
このフィレキシビリティの練習とは何なのか。
 
フィレキシビリティは、リップスラーの一つです。
 
リップスラーの練習自体に唇の柔軟性を高める効果があるのですが、フィレキシビリティでの練習では音域を広げ、この広い音域での唇の柔軟性をつける。また唇の周りの筋肉の強化、音色の向上、など大切な練習になります。
 
 
このフィレキシビリティの練習でも最初から高音域全てが含まれるものを行うのではなく、徐々にハイCまで出てくるような練習をすべきです。
 
また、同じような「音形」で示された楽譜を使用し、何回もくり返し練習をしなくてはいけません。
 
焦らずに、出来るようになって、次に進む、ということが大切です。
 
フィレキシビリティ練習のための楽譜の一例
 
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・やさしい練習から徐々に難しい練習に。
・同じ練習を繰り返す
・出来るようになってから次へ
 
フィレキシビリティの練習後もしっかり唇を休める時間が要ります。練習にかかった時間だけは最低でも休憩を取りましょう。
 
この後の練習としては、色々あります。というのもこれから先の練習は個人でかなり違って来るからです。
 
音階練習をする人、スラーの練習をする人、リップトリルの練習の人、アルペジオの練習の人、エチュードをする人、などですね。
音域をひろげるには、ロングトーンとリップスラー、音階練習など沢山することがありますが、1つずつクリアしていくことが大切です。
また、深いブレスとブレスコントロール、シラブルの活用も大切なこととなります。
 
今日は、ナチュラルトランペットの演奏をお聴き下さい。

♭B管トランペットの音域

こんにちは。渋谷雅寿です。
 
今回は、♭B管トランペット(普通トランペットと言えばこの♭B管トランペットのことですよ。以下トランペットと書きます)の音域について書きますね。
 
まずは、楽譜を見て下さいね。
下の楽譜はトランペットの音域を書いたものです。
楽譜中にも解説をしていますが、音域について少しこの解説とは違った、音域についての考え方を書いておきたいと思います。
 

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上の写真は、トランペットと下がコルネット。楽器の種類は違いますが、どちらも♭B管で、音域も同じです。

トランペットの音域はこの♭B調の楽譜のハ長調でほぼ2オクターブ半なのです。
 
楽譜を見て頂くとおわかりと思いますが、最低音は♭ソ(又は、♯ファ)になります。一番高い音は楽譜の最後の音、普通皆さんはハイCとか言われているのではないかと思いますが、楽譜中に出てくる3つのドの中の一番高いド、と言うことになります。

トランペットはこの楽譜に書かれた音域をしっかりマスターすることです。

楽譜中にA・B・Cと記号をつけていますが、大体Cの音域で悩んでいる方がほとんどではないかと思うのですね。

しかし、このCからの4つの高い音域をちゃんと吹く、というのはある程度レベルが無いとなかなか思うようには出てくれません。
 
また、このCからの音域をハイトーンと思っている方も多いと思うのですが(ハイトーンと言えなくはありませんが)この音域はトランペットの高音域なのです。
 
トランペットでハイトーンと言えば、楽譜の一番最後の音、ハイCよりさらに高い音域を指すのです。
 
この辺りをまずは、しっかり押さえておいて欲しいですね。
 
 
トランペットの高音域は徐々に練習によって出せるようになりますので、最初から無理をしないことです。
 
不思議なもので、トランペットと言う楽器、自分が出せない音域の音はどうやっても出ません(笑)
 
トランペットを吹いている人は結構、そんな風に思われた事があるのではないかと思います。
 
無理に出そうとしていると、逆に他の音域の音まで出なくなったり、すぐにバテるようになったりして、またそこで悩みが増えるのですね~。
 
高音域を出すためにもちゃんとした練習方法があります。この辺のところを急ぎ過ぎる、焦るといけません。
 
次回は、高音域を出すための練習について書きますね。
 
 
今回も1曲聴いて下さい。
 
今回のはアニメ動画です。内容は人種差別のことを扱ってありますが、音楽が人に与える力とやっぱりトランペットの良さを見て欲しいですね。
 
La trompeta mágica 

初心者のトランペット練習で大切なこと

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初心者の方が、トランペットを練習する時に大切にして欲しいことがあります。
 
トランペットを練習する時に大切に(注意を払って)しなくては行けないことは、結構在るのですが最初から色々なことに注意を払うのでは焦ってしまいますよね。
 
段階を追ってうまくなっていけば良いのです。その都度注意を払うところを増やしていく、そしてその注意を払う所が出来ることでまた、次へステップしていけば良いのですからね。
 
 
練習で大切にして欲しいことは次の事になります。
 
◆必ず、くちびるを休ませる◆
 
唇を休ませるやり方は、2つあります。
 
1つ目としては、10分とか15分とか時間を決めて休憩時間をとる方法
 
2つ目は、教則本などの楽譜で休符の箇所でマウスピース(楽器)をくちびるから離すことで休ませる方法
 
この2つですね。
 
もうこれをしっかり守ることです!
 
なぜ、このことがそんなに大切なことなのか。それは、トランペットは「自分のくちびるを振動させて音を出している」からですね。
 
くちびるは、自分の体の一部なのです。走ったり、長く歩いたり、荷物を持ち上げたり下ろしたり体を使えば筋肉痛になったりしますよね。
 
これと同じで、くちびるも休ませながら練習をする必要があります。
 
では、1番目のくちびるを休ませる、とはどうすることなのか。
 
これは、吹かない と言うことです。ただ、吹かない、ということが重要なのです!
 
練習内容にもよりますが、吹いた時間だけ休むというところから始めて下さい。具体的に例を書いてみますね。
 
 
例えばその日、最初に練習を始める時の休憩(唇を休ませる)は・・・
 
◯バジングをする⇒◯ロングトーンをする⇒◯やさしいリップスラーをする⇒◯音階練習をする
 
このような順番で練習をするような場合には
 
ロングトーンの練習をしたりリップスラーの練習をした後には必ず唇を休ませるための休憩時間を取ることです。
 
練習にかかった時間だけは最低限唇を休ませることです。
 
リップスラーまでの練習は毎日の練習で欠かしてはいけませんし、この唇を休ませるための休憩時間を毎日の練習に取り入れていけば、知らない内に唇を強化して行けるのです。
 
 
2番目の休符の所で楽器をくちびるから離すという事について
次に示す楽譜にあるようなロングトーンは、毎日続ける事で効果が出てきます。
 
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このロングトーンが書かれた楽譜の場合も休符は書かれていないのですが、1小節ずつブレスを行い吹いていきます。
ブレスをする時に必ず一旦、楽器をくちびるから離してすぐにマウスピースをくちびるにセットして吹く、というやり方で行います。
 
もちろんメトロノームのテンポに合わせて行います。
 
楽器をくちびるから離してすぐにマウスピースをくちびるにセットして吹くという練習方法は、唇を休ませるという事の他にアンブシュアを早く作り上げる効果ももたらします。
 
練習とは意識しないで出来ないことが出来るようになることです。今日の練習だけで「うまく」はなりません。今日の練習を毎日続けてこそ成果になります。
 
初心者のみなさん、焦らずに少しづつ出来るようになりましょうね。
 
今日は、アメリカ陸軍音楽隊のトランペットパートの演奏をお聴き下さい。
 
Army Band Trumpet Ensemble - Durrenhorn Passage

息の吸い方、吐き方

今日は、トランペットを初めとする管楽器で音をだすために必要な「息の吸い方、吐き方」について書きますね。
普通これは、ブレス法と言われますが、響きの在るいい音を出すためには必須です。
また、高音域や低音域を演奏する時や2,4,6,8 小節、あるいはもっと長い小節の旋律を吹いたりする時にも大切なことになります。
 
私たちは、意識することなく無意識の内に息をしています。
しかし、いい匂いや逆に嫌な匂いがした時などでは、呼吸をすぐに意識しますね。
でも、やはりごくごく当然のこととして呼吸をしているので普段はあまり気にも止めていません。
 
管楽器を演奏する方は、この呼吸を意識的に行って出来るだけ多くの息を吸って、楽器の中に吐かなければいけません。
もうこれは、うまくなるための必須条件です!
 
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イラストの女性は、深呼吸をされいますが、皆さんもラジオ体操や仕事や勉強の合間にされたことがあると思います。
しかし、本当にこの深呼吸の時に胸いっぱい息を吸っている方は少ないのでは?と思いますね。
このポーズをすること自体が何か気分転換の意味があるそうですよね。
 
トランペットを初めとするその他の金管楽器、木管楽器を演奏する人は、気分転換の意味で深呼吸をしてはダメなのですね。
意識的に行い、より多くの息を吸えるようになることが必要になって来ます。
 
管楽器奏者の方が、息を多く吸うために行っている呼吸法は「腹式呼吸」をしています。
 
一般的に男性の方が普段からこの腹式呼吸を無意識に行い、女性は胸式呼吸をしている、と言われています。
ただ、男性も意識的に行っているわけではないので、これを意識的にする必要があります。
 
では、腹式呼吸というのはどんな呼吸法なのか。
 
 
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ちょっと画像が小さくて見にくいかも知れませんが、1のイラストは胸の下に上向きの矢印が書いてありますね。これは、肺の下にある「横隔膜が動いていますよ、というイラストなのですね。
 
次に、2と3のイラストが腹式呼吸をしているところです。鼻から吸って、口から吐く練習ですね。
 
また、イラストでは右手をお腹の上に置いていますが、これは鼻から息を吸って行くときにお腹が膨れて来るのを感じ取るためなのですね。また、3では、息を吐き続けている時にお腹が凹んで行くのを感じ取るためなのです。
 
このような練習を意識的に行うことでまず、腹式呼吸で息が吸えて楽器を吹けるようになることが「うまく」なるための条件の一つになるのです。
 
音が小さい、いい音がしない、などと悩んでいる あなた!
 
早速、この腹式呼吸の練習からやってみましょう!
 
 
今回も1曲聴いて下さいね。
 
ウイントン・マルサリスさんの演奏ですが、今回この動画を観て頂くのは訳があります。
それは、今日のテーマにも関係しているのですが、呼吸法の中に「循環ブレス」というのが在るのですが、これをやっています。
驚きの演奏をお聴き下さいね。~(^^)~ 2分ちょっと経過した所で、高音域で「循環ブレス」をしながら演奏されていますよ!?
 
Wynton Marsalis Live at the Royal Albert Hall 2002
 

ここをクリック⇒ https://youtu.be/dqOOO74MHAM

吹ける人に共通すること

今日は、トランペットが「うまいなぁ」「よく吹けるなぁ」「音が綺麗だぁ」とか、あなたの周りにもこんな方がおられると思うのですが、トランペットのプロも含めてこのような人達に共通する、ある事についてお話してみたいと思います。

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共通するある事、とは何だと思いますか?
 
それは、「自然体」で演奏している、ということですね。
 
では、「自然体」と言うのはどんな状態なのか、と言うことになりますが、違う言い方をすれば演奏姿勢全体において「力」が入っていない、ということです。
 
もう少し具体的に書きますね。
 
◯楽器を持つ両手に力が入っていない。(必要最小限度の力)
 
◯演奏している姿が見た目に楽に吹いている「普通の、演奏していない時のような感じで」
 
◯アンブシュアやマウスピースの位置が良く似ている
 
◯高音域から低音域まで同じような感じで吹いているように見える
 
◯いつあんなに沢山の「息」をいつ吸っているのだろう?と思える
※演奏を見ていて、あるいは音を聴いていて、ブレスを感じさせない演奏をしている
 
さあ、いかがでしょうか?
今のあなたのトランペット演奏と比べてみて下さい。
手や肩に力が入っている、とか自分は首周り、とか、息を吸うと力がはいるとか、高音域を吹こうとすると力がはいるとか・・・・あるのではありませんか?
 
これらのことが解決出来ていけば、あなたのトランペットの音色や音域は今とは全く違ってきます。
 
では、どうすれば「自然体」で演奏出来るようになるのでしょうね。
 
一番大切なのは~
 
自分の今の状態を知る、ということと力を抜こう、拔いて吹こう、とする「意識」です。
では、毎日の練習では、どのような練習を行っていけば「自然体」でふけるようになるのでしょうね。
 
◯出来るだけ力を入れずに音を出せる音域から練習をして行くこと
 
◯意識して、力を抜こうといつも思って吹くこと
 
◯ロングトーン、リップスラーなどを毎日の練習に必ず取り入れること
 
◯音階練習をすること
 
◯短い曲で良いので「曲」をふくこと
 
このようなことを出来るだけ、毎日行うことです。
 
 
今日は、あるジャズ・バンドの演奏をご紹介しますのでお聴き下さい。
 
演奏しているのは、小学生~大学生までの人です。
 
音楽のジャンルは別にして、こんな演奏をあなたもできたらいいなぁ~、と思いませんか?
 
EASY MONEY SANT ANDREU JAZZ BAND & JESSE DAVIS ( JOAN CHAMORRO DIRECCION )
 

ラッパを吹いてる人も音楽の先生も大切です

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今日は、次の動画を観て欲しいですね。
 
この動画は、金管バンドの演奏です。金管バンドとはブラスバンドのこと。一般に言われている吹奏楽とは違います。木管楽器が入っていないバンドのことです。
 
The Cory Band - 'Theme from Superman' [HD] The Music Show, ABC Radio National 
 

金管バンドでは、トランペットではなく、コルネットになりますが、金管楽器の持つ柔らかく豊かな響きがよくわかる演奏です。
 
またユニゾンの綺麗な演奏やハーモニーの美しさ。ダイナミックレンジの付いた演奏は音楽の表現はこんな風にして行くのだ、という見本になると思います。
 
ユニゾンとは一つの音という意味があります。要するに同じ楽器同士でも違う楽器同士でも「同じ音程(高さ)」の音を一緒に演奏することを言います。
 
もう少し言えば、同じ楽譜を同じ楽器で吹く。1オクターブ離れた音程で同じ楽器又は違う楽器同士で吹く。ということですね。
 
聴いている側から言えば、メロディが一つに聴こえることになります。
 
ダイナミックレンジとは、音の強弱ということですね。
 
ハーモニーとは日本語で言えば和音ということになります。2つ以上の音がある規則に従い同時に響くときに和音、ハーモニーと言うことになります。
 
いいハーモニーはいいユニゾンが出来てこそ作られるものです。
 
 
このような金管バンドや吹奏楽では、各楽器の音のバランスやスラー、スタッカートといったなめらかに演奏したり音を短く切ったり、リズムをそろえたりすることでバンド全体で音楽を表現します。
 
このように、いい音やいい響き、いい表現の演奏を数多く聴くことがあなたのトランペットや吹奏楽指導をされている音楽の先生にはとても大切なことになります。
 
いい音やいい響き、いい表現の演奏がどんなものかを知っていることが非常に重要なことで、知っていればその「いいもの」に近づくことが出来るのですね。
 
今回のスーパーマンの演奏、いかがでしたか?
 
 
現在、Joy Music では、無料体験レッスンを随時、会員制「トランペット、練習しようかい」の募集を行っています。
 
詳しくは、こちらから
 
 
 
 
 

旧ビギナーズ・コースのレッスン

2016年3月よりベーシック・コース グレードb になります。
 
昨日は、レッスンでした。
 
Joy Music トランペットレッスンの4つのコースの中で、ビギナーズ・コースを選ばれている、レッスン生の方のレッスンの様子を少し書いてみたいと思います。
 
 
レッスン生の大まかなご紹介ですが、社会人の女性のSさんで、トランペット歴は1年未満。福岡市の方までレッスンに行かれていたとか。
 
前の先生の都合と福岡までレッスンに通う時間的なものなどの理由で、ホームページより無料体験レッスンをご希望され、無料体験レッスン終了後に続けて頂いています。
 
コースはビギナーズ・コース。レッスン回数は月1回コース。(社会人で仕事をしながらということで決めてあります)
 
楽器店のレッスン室(練習室)を借りてのレッスンを行っています。レッスン室使用料は、Joy Music の負担です。
 
レッスンでの希望は、音域を広げたい、ということでした。
 
実際に吹いてもらって、マウスピースの唇へのセッティングにちょっと神経質になられているようなので、あまりセッティングに神経を使うのではなく「音」を出すための準備に神経を使いましょう。とアドバイスをしています。
 
無料体験レッスン時にマウスピースのセッティングの仕方などを行い、音を出してもらってから、Sさん専用に「毎日の基礎練習楽譜」を次回レッスンまでに練習をして来てもらうことで郵送し、レッスンが始まっています。
 
 
初心者の方に共通する直したがよい事の1つに「力」を抜く、ということがあります。
どこの力を抜くと良いのか?
楽器を持っている手、首周り、肩 この辺りに力が入ってしますので、出来るだけこの辺りの「力」を抜くことです。
 
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              この写真は個別出張レッスンとは関係ありません
 
さて、昨日のレッスンですが~
渡した10曲のどこまで吹いてこれたかの確認から始まりました。
もう、しっかり全曲練習して来てありました。練習はカラオケ店に出かけてされるそうで、カラオケ店も常連です(笑)と言ってありました。
Sさんの当面の目標は、五線第2線ソの音までを響きのある音で出すことです。
これに従って、練習曲も低音域をくり返し練習をする、ということで練習を。という宿題でした。
 
最初に書いたのですが、Sさんも首周り、肩、楽器を持つ手(左右)にかなり力が入っているのですね。
なので、まずこの力を拔いて楽器を構え、演奏する、ということ。それから次回までに更に10曲新しい練習曲を準備しましたので、吹いてくること。
 
この2点を宿題にしました。ただ、新たな10の練習曲ではスラーの練習曲が半分と中音のドまで出てくる練習曲が半分あるので、無理をしないように。全部吹いてこなくても良い、と付け加えています。
 
また、やさしい(簡単な)曲を吹いて来ることも付け加えました。
トランペットに限らず、どんな楽器でも最初から「うまく」は出来ません。次のレッスンまでに自分で工夫してどんな練習をするか、なのですね。
 
マウスピースだけのバジングも初心者の方には大変有効な練習ですので、皆さんもご自身で練習を工夫してみましょう。
 
 

では、トランペットデュエットの演奏をお聴き下さい。

Jazz, Period. - Last March   

 

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